異議申立で後遺障害等級14級から12級を獲得し賠償額を大幅アップできた事例
交通事故発生時の状況
被害者がオートバイで一般道を走行中に起きた、自動車対オートバイの交通事故。
加害者が運転する自動車の前部が、被害者が運転するオートバイの右側面に接触し横転。信号のない交差点で、自動車が一時停止の標識を無視して交差点に進入。そこを通過していたオートバイと衝突。
幸いにも被害者の命には別状はなかったが、横転したときの衝撃で膝を負傷してしまった。
相談・依頼までの流れ
交通事故の賠償金は加害者が契約していた保険会社から支払われることになったが、保険会社担当者の横柄な対応に苦労したとのこと。
被害者は、「もしかしたら賠償金が正しくし支払われないのではないだろうか?」と疑問を抱き、怪我の治療中に当事務所の弁護士に相談し依頼をした。
当事務所の活動
後遺障害等級は事前認定で14級。
医療記録を取り寄せた上で、担当医と面談し、後遺症診断書の書き直しを依頼して異議を申し立てた。その結果、12級を獲得した。
その後、保険会社との交渉を続けたが、折り合えず、訴訟を提起。裁判官の和解案に従い、和解により解決した。
当事務所が関与した結果
異議申立により、後遺障害等級を14級から12級に引き上げることにより、賠償額を大幅にアップさせた。
また、12級を前提としても、保険会社の提案がなお裁判基準に照らし不当であったことから、訴訟提起をした。
その結果、保険会社の提案(12級前提)より、800万円増額された裁判所の和解案を得て、解決に至った。
解決のポイント(所感)
異議申立が奏功し、14級から12級を獲得し賠償額を大幅にアップできたこと、訴訟の結果について見込みを立てて、交渉を続けるよりも、訴訟提起した方が早期解決になると判断したことが解決のポイント。
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